所在地 神奈川県横浜市
用途 個人住宅
構造 木造
規模 地上2階建
延床面積 105㎡
竣工 2016年
横浜市北部の住宅街に建つ住まい。敷地は前面道路から奥へ向かって広がる台形で、三方は隣家が迫って隣接し道路正面にはアパートの廊下が面している。この環境のもと、建主が求めたものは明るくゆったりとくつろげるリビングのあるシンプルな家だった。
計画では光の取り入れ方と開口部から視線が抜ける方向を検討し、奥へ広がる敷地形状を活かすように考えた。敷地の形状に合わせて建物を配置し、南東にある隣家の緑に向かって奥行きのある庭をつくった。北東部にある隣家の庭園に面して開口部を設けて、視線の抜けと間接光を得られるようにしている。
光を取り入れやすい2階をくつろぎの場所とし、リビングとダイニングは一体でなくてもいいという建主の意見により、分節しつつひとつながりの空間として広がりを感じられるようにした。ハイサイドライトから光が入るリビングは天井高さを3.2mとして明るく開放的で、高さを生かして一部スキップフロアをつくり立体的な構成とした。
換気方式:ロスナイセントラル換気
断熱材:セルロースファイバー
2階リビングと奥へつながるダイニング
スキップフロアとした2階リビング